12月30日、いつものようにスタジオに向かい、機材をねじったり押したり、作詞をしながら仮歌を入れたりしてたらあっという間に大晦日で2022年も残すところあと1時間、ということで旦仕事納めとして最後にブログで1年を締め括ろうかと静かなスタジオでひとりカチャカチャと文字を打っています。
何日か前にスタッフが今年のお仕事を送ってくれたのでそれをみた。1月から眺めるとまず今年もASOBINITE!!!がまだあったことに驚く。なんだか遠い昔のことのようで少しさみしい。
年始はKONAMI「シャインポスト」の曲をひたすらつくってた気がする。アニメにあわせて発表された曲以外にもいい曲がたくさんあります。先日スタッフの方からゲーム開発の進捗のご連絡をいただいた。スマートフォンでのリリースが楽しみです。
Eテレ「ワルイコあつまれ」も今年開始か。撮影前に新しい地図のお三方とレコーディングをした。忙しい皆さんの貴重な時間を削っては申し訳ないと思って相当集中してやってたので現場では緊張する余裕もなかったような記憶。
バカリズムライブ「信用」は2年ぶりとなる有観客での開催。それ自体も素晴らしいことだけど、何より超、超、多忙を極める升野さんが久しぶりに自分のスタジオに来てくれて、ライブやコントでつかう音楽について直接話し合ったり、レコーディングしたりできたのが個人的に嬉しかった。「信用」すごく好きな作品です。
6月にはフェス「Jeddah Season 2022」出演でサウジアラビアへ。初の中東はカルチャーショックの連続で、世界における日本やジャパンカルチャーの立ち位置について一応思いを馳せつつも、そもそもサウジという国そのもののインパクトにやられっぱなしの旅となりました。ここぞとばかりにインスタを更新した。
そんな中で常に文章を連載する場所を与えてくれた雑誌CONTINUEや4Gamer、そして今年議員当選したこともあり休刊となったメルマ旬報にはとても感謝しています。それぞれの担当の方や編集長とのコミュニケーションも最近はわりと密なので来年はもっと楽しくなりそう。引き続き来年もいろんなとこで文章を書き綴っていきたいです。
スーパー・ササダンゴ・マシン、坂井さんとの仕事はちょっとここではまとめきれないのでまた改めて。彼の話だとまるで僕からの貸しが溜まってるように聞こえますが、実際にはいろんなとこで僕の方がお世話になってるのでどっこいどっこい、というか、今年も「まあ、友達だし」て感じの1年だった。くだらないことを真剣にやったり、真剣なことを真剣にやったり、いろいろ楽しいことができました。純烈の小田井さんのラストコンサート『さらば青春の小田井』に音楽で参加し、実際に大阪公演に立ち会えたのは本当にいい思い出。僕がつくった歌を唄いながら空を舞う小田井さん、とてもよかった。
大阪公演の前日は仁和寺でFerrari PurosangueのJAPAN PREMIERがあった。今年も作曲や選曲、オーナー向けのプログラムなどいろんなショーやイベントに音楽で参加させていただきました。ハイクラスのブランドにかかわる仕事は本当に学びが多い。スタッフの方もみな一流で毎回勉強になります。
ほかではドラマの劇伴や放送局のお仕事に参加する機会にも恵まれ(現在も進行中だったりするんだけど)少しづつ時代が移り変わっている中で自分の居場所や役割が変化していることを実感する1年だった。それでいて自分自身もアーティストであるという自覚はまったくもって変わらないので、来年は401からいろんな作品をリリースしていきます。1曲とか2曲じゃなく、いろいろやっていきますので、何かのきっかけで最近僕のことを知った人も、AGリスナーも、それよりずっと前にRAM RIDERを聴いてたよ、という方も、どうぞ2023年はひとつよろしくお願いします。そしてお仕事のすべては到底書ききれませんが、2022年RAM RIDERに関わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。
何よりこのような厳しい状況の中、401Loungeをはじめ(2022年でいうと終わりの方だけど)出演するイベントに足を運んでくれたみんな、本当にありがとう。来年もよろしくー!