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つかってるカメラの話

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LUMIXのFZ1000というカメラを愛用しています。ミラーレスが主流となった今、全然流行らないいわゆるネオ一眼、バカでかいサイズのコンデジです。1インチのセンサーでレンズ交換もできないけどこれ一台でそこそこの望遠から1cmのマクロまで手元の設定だけで撮りわけられるのですごく気に入っています。

東京論の撮影でも大活躍したメインのミラーレスSONY α6300はスタジオの配信につかっていて、せっかくワンタッチで外せるようにしたのに普段はほとんど手にとりません。なので誰にもみせない日常の記録なんかのためにFZ1000を買ったのです。

スマホがこれだけ高画質になっている時代に実機のカメラを手にとるのはかなり億劫だけど、やっぱりまだまだ差があるなーと思います。特に自由に動き回る幼い小鳥や、美しい模様の甲羅を持つ亀を撮ると「は~~~いいねえ~~」となります。高倍率ズームで遠目から警戒させずに撮れるのも楽しい。

コンデジはもう過ぎ去りゆくジャンルかもしれないけど、SONY RX100やRICOHのGRみたいな名機だけでなく、ビザールなモデルが数多く存在します。小さなボディで月面のクレーターまで写せる125倍ズームとか、二眼レフカメラを無理やり再現したミニチュアタイプとか、個性的なのが多くてカタログみてるだけでも楽しくなります。

旅に出るときに「レンズどれ持っていこう?」とか迷わなくていいのも割り切れていいし、FZ1000は僕みたいに何事にもこだわりきれない、「ちょうどいいもの」が好きな人にはぴったりのカメラです。