RAM RIDER official website https://ramrider.com RAM RIDER(ラムライダー)の最新ニュース、ライブ・DJ出演情報、作品情報。 Sat, 16 Mar 2024 13:51:38 +0000 ja https://ramrider.com/wp-content/themes/rrofficial/img/touchicon.png RAM RIDER official website https://ramrider.com hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2017/05/cropped-siteicon-2-32x32.png RAM RIDER official website https://ramrider.com 32 32 ヴィーガンレザーと緑内障検査 https://ramrider.com/blog/eyes_of_rider/ Sat, 16 Mar 2024 12:16:50 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2024/03/image-3.jpg https://ramrider.com/?p=15445 なんとなくローファーの靴が欲しくなってiPhoneでファッション通販サイトを物色してみたら、すぐにちょうどいい質感とサイズの商品が出てきた。説明文に目を通すと「ヴィーガンレザー」と書かれている。ようするに合皮のことだけど、そうか、動物由来の製品を避けるという意味ではこれもまたヴィーガンといえるのか、と思った。ヴィーガンという言葉に対する人の印象はいろいろだろうけど、ファッションを社会的関心に結びつけるという意味ではよくできた言葉だ。本革と比較したときに「安さ」以外の理由から積極的に選ぶ動機づけにもなる。物は言いよう、というやつ。

ヒールの部分のシルエットを確認したくて画像を拡大すると、本当に目が悪くなったなあ、と実感する。特に近くのものが見えづらい。いつになるかわからないけど、リタイアしたあとの人生の楽しみはおそらく映画とゲームがメインだろうから目は大事にしておきたい。周囲では緑内障を患う人が増えており、早期発見と発症を遅らせる処置が重要らしい。

なので行ってきました。眼科。

子供の頃から乱視があり、それを補正するためのメガネを使ったりしていたけど、実際この年になって、どうなんすかおれの目!ゼロベースで教えてください!緑内障も気になるんですけど、そもそも近くのものがみえないってのは、いわゆるアレですよね?老の?眼の?的な内情を吐露しつつ、視力検査をはじめ、眼球のチェックやら撮影やら諸々していただく。

許可を取る勇気がなくて先生の目を盗んで撮影した自分の眼。

子供の頃から遠くのものだけは異常にはっきりよくみえる。視力検査はいつも1.5、あるいは最近では1.2で「はい十分ですよ」と検査自体を終了するケースも多い。先生、おれもっと小さいの、みえますよ、と言いたいところだけど、日常生活においてはもう1.2で十分すぎる、ということかもしれない。今回もランドルト環の奥深くまでずいずいと潜り、おいおい先生、そこは左、さっきもやったでしょ、とばかりに左右の眼それぞれでハイスコアを叩き出した。

へへへ、そうなんすよ、おれみえちゃうんです、で、どうすかね、おれの眼、と照れながら先生の診断をきくと「あなたは乱視と、加えて極端な遠視ですね。」とのこと。恥ずかしながら遠視という症状自体がよくわかってなかったので、あらためて説明を受けることにした。

人の目は焦点のあう範囲が大体決まっており、それは人によって少し遠めだったり近めだったりする。では近めの人が遠くにピントが合わないか、というとそういうことではなく、普段あっているピントの位置からさらに遠くにあわせるために目に余分な負荷がかかるだけ、みれることはみれる、ということだそうだ。

僕の場合は普段のピントが極端に遠くに合いやすい状態になっているため、近くのものをみるのに常にエネルギーが必要になる。そしてこの手元にピントをあわせる力が衰えてきている。結果近くのものが見えづらい。「目のいい人ほど老眼になりやすい」はこういうメカニズムらしい。正確には「遠視の人ほど老眼になりやすい」ということのようだ。

ふと考える。目の見え方はその人の性格や物の考え方に影響をするんだろうか。目先のことばかり考えて先の読めない様子を「近視眼的」というが(よくよく考えると近視の人にずいぶんと失礼な話だ)、「遠視眼的」という言葉はない。でも遠くに浮かぶ景色ばかりがはっきりよくみえて近くの大事な物がみえない、というのはいかにも自分の性格っぽいな、と思ったりもする。今年は後半の計画だけははっきり立ててしまったので、そこまで躓かないように一歩一歩積み重ねていきたい。

結果的に緑内障はなかったので安心したけど、やはりはっきり「老眼」が進行している、と言われてしまったのは少しショックだった。その足でメガネ店へ行き、自分にあいそうな老眼鏡を探そうと店員さんに訪ねたら、案内されたコーナーに「リーディンググラス」と書かれていた。リーディンググラス。読書のためのメガネ。やっぱり物は言いようだ。

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【連載】4Gamer「明日なにあそぶ?」第7回:映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」評 https://ramrider.com/topics/article/ashitananiasobu-240307/ Thu, 07 Mar 2024 02:00:00 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2020/12/4gamer.png https://ramrider.com/?post_type=event&p=15421 4GamerでRAM RIDERが連載中の「明日なにあそぶ?」にて、2024年3月8日に公開の映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』をレビューしています。

記事はこちら
https://www.4gamer.net/games/095/G009575/20240301062/

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街のつかいみち / 明日は東京マラソン https://ramrider.com/blog/tokyomarathon/ Sat, 02 Mar 2024 02:01:23 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2024/03/image-2.jpg https://ramrider.com/?p=15384 何年か前の話、というか繰り返している話。

夜中にスタジオで作業をしていると、窓の外、交差点のあたりが何やら慌ただしい。慌ただしいというよりも物々しい、といった具合で、パトカーや機動隊っぽい人たちが集まって交差点を封鎖していた。

全然関係ないジオラマ写真(セーラームーンの世界観)


数時間後、空が明るくなりかけた頃に作業を終えて徒歩で家に帰ろうとすると(スタジオと自宅は駅いっこ分ぐらい)、信号を渡らせてもらえず、その場にいた警察官の案内で公共機関の地下構内へ誘導された。

「もうこんな時期か~。1年ほんとに早いな~。」

などと思いながら大人しく始発前の地下鉄へ続く階段を降りる。徹夜で1分でも早く帰りたい身には堪えるけど仕方ない。今日は東京マラソンだ。このあと仮眠とって車で出る際にはもっと大きな不便を強いられる。

東京マラソンは都民ランナーを中心に都心部公道での大規模な市民マラソン大会への要望が高まり2007年から始まった大会だそうだ。都庁をスタートして水道橋側から皇居をまわり、秋葉原から浅草や銀座、深川、そのあと品川手前までおりて丸の内でフィニッシュ、というなんというか、東京という割にはちょっと偏ってて、自分の生活圏内だけがすっぽり覆われたような妙に親近感のあるコース。

とはいえマラソン自体に愛着があるわけじゃないので、やっぱりちょっと不便だな、が勝つ。

だけどマラソンランナーからしたらどうだろう。都内の公道のど真ん中を堂々と、しかも同じマラソン好きが集まって一緒に走れる。中には世界的なランナーもいる。めちゃめちゃ楽しそうだ。自分が「ちょっとの不便」を許容して「風物詩」ぐらいのものに置き換えるだけで誰かがこんなに楽しいのならこんなに素晴らしいことはない。「同じように映画のロケや音楽イベントにも公道を使えるようになったらいい」みたいなことを昔書いたけど、その気持ちは変わらない。

もっと言えば自分の仕事や趣味に直接関わらないジャンルでもどんどん公道使ってほしい。F-1も早く実現してほしいし、競馬...は馬の脚に悪そうだからダメか。あ!競輪は?競輪は楽しいんじゃない?とか。そもそもレースじゃなくてもいい。渋谷のスクランブル交差点でバスケの試合するとか、秋葉原の総武線の高架にスクリーンぶらさげてアニメを上映する映画祭とか。

なんかこうして書いてると街興しとか観光資源とかクールジャパンとかの話にすり替わってしまいそうだけど、そういうこととも違って、ただただパブリックなスペースをもっといろんなことに使ってほしいし、「自分の好きなことを道のど真ん中に集まってみんなでやる」みたいなことが増えるといいなと思う。お客さんを集めるのもいいけど、まずそこに住んでる誰かが楽しいのが大事だし、誰かの楽しいを見守るかわりに自分も何かを許される。そういう社会がいいです。なので税金については児童福祉やら社会保障なども当然大切にしつつ、そういうことの整備にもじゃんじゃん使ってほしい。

明日は東京マラソンです。晴れるといいね。

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ワンフェス行ったテンションで。 https://ramrider.com/blog/wonderfestival24winter/ Mon, 26 Feb 2024 08:01:01 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2024/02/image-7-4.jpg https://ramrider.com/?p=15364 ガレージキット・フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル」に行ってきました。行った話は各所でしている+同行していたスーパー・ササダンゴ・マシンさんもラジオでされていたので割愛しますが、それに合わせて4Gamerの連載が更新されています。担当編集の方とは毎日のように話しているというのになぜか更新が滞っていた本連載、今年は回しますよ!という決意を込めて。すでに次の内容も決めてあります。ぜひお読みください。

往年の特撮や映画の始祖、

情念込めまくりのオリジナルキャラクターなど

掲載しきれないほど写真を撮ってきました。

で、たくさんのフィギュアやキットをみていたらむくむくと塗装欲が湧いてきまして、昨晩ひさびさにキットの塗装をちょっとだけやりました。テーマは人肌の再現の練習です。美少女フィギュアでは透き通るような肌色が好まれますが、僕は血色の良い、少しリアルな質感の肌を塗れるようになりたいので積んであった中から1/32スケールのモデルを取り出しました。実在の人物を3Dスキャンした少しセクシーな製品です。

こんぐらいなら大丈夫かな?って思ったけどここ自分のサイトなので問題ないですね。

日和って多少隠してみましたが、女性のモデルって顔がないとよりフェティッシュでいい、というか顔パーツの精度を度外視することで逆説的に完成度があがるような気がします。腕の一部を銀で塗りつぶしたらそこはかとないアンドロイド感が出ました。質感の練習なので作りが甘いところには目をつぶってください(とはいえ親指大の大きさなので生でみたら結構ぎょっとする生々しさがありますよ)。

映画やお笑いの単独ライブ、ラジオなどを流しながら塗装ブースに向かってると良い気分転換になりました。さてどんどん決めることを決めて進めなければ。

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金持ち喧嘩せず。 https://ramrider.com/blog/rich_people_never_fight/ Mon, 26 Feb 2024 07:14:43 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2024/02/image-7.jpg https://ramrider.com/?p=15359 2月の中旬はササダンゴさんと行ったワンフェス(幕張メッセ)、401スタッフと参加したRHYMESTERの武道館、配信で観たオードリーの東京ドームなど、立て続けに大きな会場のイベントを観たり体感したりしました。いろんなことを考えた1週間だったけど、その辺はすぐ言葉にはせずにもう少し自分の中で反芻してなにかに活かそうと思ってます。なので今日は全然関係のない「諺(ことわざ)」についての話。


「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

という諺があります。「何事も行き過ぎれば足りないことと変わらない」という意味です。物事はほどよいことが大切ということを伝えています。

「言うは易く行うは難し」     

読んで字の如く、言うのは簡単だけどいざ実行するのは大変、みたいな意味の諺です。

「今日考えて明日語れ」

これは西欧故事の「Think today and speak tomorrow」からきており、思ったことをすぐ口にするな、という教訓かなと僕は捉えています。つまりは

「口は災いのもと」

みたいなもんか。こうして考えると故事や諺には「発言」に関するものが結構多く、今も昔もコミュニケーションに関わる根本的な部分はそう変わらないのかもしれません。なのでSNSにそのまま応用が効く諺も多いのかも。

でも中には時代が流れて価値観が変わると古くなっていくものもあります。例えば

「石の上にも三年」

「何事も忍耐強く辛抱すれば結果につながる」あるいは「まずは3年じっくりと一つのことに取り組みなさい」という意味ですが、自分の適正に合う場所と出会うにはむしろ変化を恐れずいろんなことにチャレンジするほうが今の時代においては勇敢で忍耐力がいることなのかも。僕自身こんな風に考えて耐えた環境から抜け出した後で「あの苦労は一体なんだったんだろう」と思ったことがあります。とはいえもう少しあとから振り返ってみたときに「やっぱりあれも必要な経験だったな」とも感じるので、どちらが正しいということでもないような気も。

「女房と鍋釜は古いほど良い」

これはもう意味を考える以前に口に出すのもはばかられますね。

そんな中改めて「すげえな」と思った諺があります。それは

「金持ち喧嘩せず」

です。お金持ちはあらゆる損得勘定をし、リスクがあると判断した場合は喧嘩をしない、というような意味です。SNSで言い争っている人をみたり、あるいは自分が何か反論したくなったとき、まずこの言葉が頭に浮かびます。今自分が選ぼうとしている言葉でこの件とは無関係な誰かを傷つけてしまわないか、あるいは知らないうちに仕事を逃してないか、など考えているだけでちょっとしたブレーキになります。SNSはなんだかんだ開かれた(開かれすぎた)ツールなので、ちょっと年の離れた若手DJ Aくんを愛情を込めて皮肉ったつもりの発言が、大御所先輩DJのBさんのこめかみにぶっ刺さってしまう、というような事故が起こりがちです。というか日々起こっています。

そういった誤射、フレンドリーファイヤーを回避するのにこんな直接的で短く、わかりやすい言葉はなかなかありません。

ですが、この諺が現代においてさらに秀逸で奥の深い言葉だと感じるのは、それが人生におけるメリット、デメリット的な教訓に収まっていないことです。あえて注目したいのは「金持ち」の部分。例えばここが「賢者」や「弘法」「君主」など主語を別の優秀な人を指す主語に変えても成立するはずなのに、あえて「金持ち」にしたことでそこに「損得に敏感で利に聡い」というようなニュアンスが生まれます。

時代が変わり、SNSで様々な出来事が可視化した今、当時は人生の向かうべき指針のひとつだった「金持ち」が現代では「今の立場を守りたい人」「資本家」、あるいは「既得権益」「権力者側」というような意味にもとれます。「金持ち喧嘩せず」は生活を向上させるための教訓であると同時に「声を上げないことは権力者側に都合の良い振る舞い」とも読めるような気がします。

こうなると次の段階として「常に議論に参加しないといけないのか?」という問いかけが内面に生まれます。社会の問題にみてみぬふりをして良いのか?弱者に寄り添うべきではないのか?そのとき自分はどこまで事実を知る立場にあるのか?そして同時にやはり自分の生活や自分自身も守って当然ではないのか、など。この葛藤自体があるべき姿なのかなと最近は思っています。SNSによって怒りが習慣化してしまった自分たちがその負の力に頼らずに話し合ったり、議論を積み上げられる方法を探せたらな、とか。それが難しいとしてもせめて正確に伝える、受け取る、そこに書いてないことを読み取らない、ということだけは心がけたいですね。

すごくどうでもいいことですがこの文章の最後は前半であげた諺のどれかをスっと置いて〆ようと思ってたのですがなんかそれもダサいなと急に思ったのでやめました。あとこの文章については特にSNSなどで書いたよ、という報告などもしないつもりです。ここまで読んでくれた5人ぐらいの人、おつかれさまでした。

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CONTINUE BOOTLEG GOTY2023 https://ramrider.com/topics/article/continue-bootleg-goty2023/ Fri, 23 Feb 2024 02:30:00 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2024/02/continue-bootleg-goty2023_1200x630.jpg https://ramrider.com/?post_type=event&p=15344 CONTINUE BOOTLEG GOTY2023

“メーカーへの気遣い”も“配慮”も“忖度”もなくゲームカルチャーマガジン『CONTINUE』がお送りする「一番面白いゲームは何か?」「最高すぎるクソゲーは何か?」、そして「ゲームの“真の面白さ”とは何か?」――。
『CONTINUE』創刊以来の名物企画「GAME OF THE YEAR」が今年はZINEとして超限定発売決定!!

発売日

2024年2月29日(木)
2024年3月5日(火) ※発売日が変更となりました。
※本書はQJストア書泉グループ店での限定発売です。

仕様

A5判/44ページ

ISBN

978-4-7783-1934-2

編集

『CONTINUE』編集部

発行

太田出版

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【連載】4Gamer「明日なにあそぶ?」第6回:「ゲームが好き? なら,ワンフェスへ行こう!」 https://ramrider.com/topics/article/ashitananiasobu-230223/ Fri, 23 Feb 2024 02:00:00 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2020/12/4gamer.png https://ramrider.com/?post_type=event&p=15350 4GamerでRAM RIDERが連載中の「明日なにあそぶ?」にてワンダーフェスティバル2024[冬]をレポート!

記事はこちら
https://www.4gamer.net/games/095/G009575/20240220040/

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生活と映画 cut.9 / 二足おそい!RAM RIDERの映画ランキング 2023 ベスト5編 https://ramrider.com/blog/life-and-movie/cut9/ Tue, 06 Feb 2024 03:00:38 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2023/01/column_lifeandmovie_1200x630.jpg https://ramrider.com/?p=15298 生活と映画

「生活と映画」はURBAN RESEARCHのメディアサイトでかつて僕が連載していた映画コラムです。サイト終了にともない許可をいただいてバックナンバーを自分のサイトに移行しました。今回は2023年に観た映画の中で年間ベスト5位から1位までを発表します。前編はこちら

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第5位「⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎」

https://filmarks.com/movies/95901

あらすじ

昭和31年―日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。それは恐ろしい怪奇の連鎖の本当の始まりだった。

鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものは―。

公開翌日にたまたま時間ができて何気なく観た、というハードル0の鑑賞スタイルもあって個人的にはアニメでは今年一の大当たり。水木しげるの想いがしっかり入っていながら横溝正史リスペクトあり、水木門下の京極夏彦テイストもあり、そして何よりバディ要素、特にネット的二次創作を許容する(狙った)特定の層への目配せもあり、「これは絶対当たるよな~」と思ったのを覚えてる。一昨年「SLAM DUNK」観たときと同じ感覚でロングランを予感したし、実際その通りになった。

原作や関連作を読み返したくなる仕掛けが随所に仕掛けられているせいか、僕も思わずアニメ版の「墓場鬼太郎」を再鑑賞。そして何気なく受け取って無造作に机に放り出していた特典のイラストにとんでもない値段がついてることを知り、丁寧に袋に入れ直して「総員玉砕せよ!」の文庫本に挟んでおきました。

第4位「ザ・ホエール」

https://filmarks.com/movies/101439

あらすじ
ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた‥‥。

映画を鑑賞する環境において映画館と自宅のテレビやパソコン、タブレットではまったく異なる体験になることは当然だけど、飛行機の機内サービスで観る作品もまた一味違う、と個人的に思う。長いフライトで時間の感覚が鈍っている状態に加え、普段もうあまり飲まなくなってしまったお酒が入り、そこに気圧の関係もあるのか感情もやや不安定になりがちだ。

「ザ・ホエール」は登場人物の繊細な演技が素晴らしく、キャスティングした人のセンスが卓越してると思う。主人公のブレンダン・フレイザーに限らずすべてのキャストが役にぴったりハマっている。娘がでてきた瞬間には「あ、これは本当の娘だ」と思ってしまうマジックがあった。離婚して家を出たときの父親の年齢をとっくに超えてしまった自分だけど、今だにこういう作品に出会うと当時の父親の気持ちなどを想像してしまう。そして「おまえ、もっと俺に出来ること、教えられることあっただろう」と頭の中のすっかり年下になってしまった父親に苛立つ。気持ちが揺さぶられてること自体が悔しくもある。

ということでロンドンに向かう機内でみた本作、終盤で引くほど泣いてしまったのでした。隣の席が知らない人でよかった。

第3位「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

https://filmarks.com/movies/81605

あらすじ

地元の有力者である叔父のウィリアム・ヘイル(ロバート・デ・ニーロ)を頼ってオクラホマへと移り住んだアーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)。アーネストはそこで暮らす先住民族・オセージ族の女性、モリー・カイル(リリー・グラッドストーン)と恋に落ち夫婦となるが、2人の周囲で不可解な連続殺人事件が起き始める。町が混乱と暴力に包まれる中、ワシントン D.C.から派遣された捜査官が捜査に乗り出すが、この事件の裏には驚愕の真実が隠されていたーー。


人の生理を知り尽くしてるのか、あるいは個人的に僕との相性がいいのか、とにかくスコセッシの映画だけは3時間だろうが4時間だろうがいくらでも観れてしまう。間違いなく現存する映画人で一番好きな監督で、本作も「1本の長い映画を観ること」と、「ドラマを1シーズンぶっ通しで観ること」は根本から意味が違うということを実感させてくれる、本当に幸せな映画体験だった。監督の年齢的にどうしても映画の感想よりまず「あと何本こんな最高な映画を撮ってくれるだろう?」という気持ちが先行しますね。

愚かで従順、目の前のことしか考えられない人間が時に「いつの間にか巻き込まれてしまった」というような顔をして悪事を働く、そのプロセスが丁寧に描かれているのが良かった。そしてまさかその凡夫の役にディカプリオがこんなに合うなんて(企画段階では捜査官の役で、自ら変更を志願とかとか。正解すぎ!)。

アメリカの開拓史や先住民族、保安官と捜査官の違いなど、10代の頃ならほとんど意味がわからなかった時代背景や舞台設定について、これまで観てきた作品やその解説のおかげで物語を楽しめる程度には理解ができたわけで、あらためて先人の方々に感謝したいなと思った。

はやく配信で観なおしたい一本です。

第2位「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

https://filmarks.com/movies/100622

あらすじ

破産寸前のコインランドリーを経営する中国系アメリカ人のエブリン。国税庁の監査官に厳しい追及を受ける彼女は、突然、気の弱い夫・ウェイモンドといくつもの並行世界(マルチバース)にトリップ!マルチバースに蔓延る悪と戦うべく立ち上がるがー。

各賞レースの結果とはまったく関係なく、自分のルーツや境遇的に響くところが多すぎて特別な一本になってしまった本作。岩井俊二「スワロウテイル」や韓国映画「ミナリ」など、異国でミックス言語を使うシーンが個人的に好きで、本作でも英語、中国語、広東語、そしてそれらの話者、特に親子による微妙なアクセントの違いやミックス具合の変化が自分の記憶と重なり、より強く場面場面に反応してしまった。

一見荒唐無稽に思えるマルチバース展開もMCUのフェーズ4に慣らされた身としてはすんなり受け入れられ、「ようするにif…の世界でしょ?」ぐらいに思って観れたのもよかったのかも。もしシンセに出会ってなかったら?パソコン好きの彼と違うクラスになってたら?ブートレコードをつくって売ろうなんて考えなかったら?その分岐した先で待ち受けていたかもしれない僕の人生こそが本作におけるマルチバースの本質だと思う。

そう考えると主人公エブリンのコインランドリーの経営者としての人生も、大物女優としての人生も、別バースからやってきたウェイモンドも、そしてそれを演じているキー・ホイ・クァンの長い長い俳優人生でさえ自分と繋がっているような気がして他人事とは思えなくなる。入れ子構造の映画の中に自分も入ってしまったような感覚が新鮮だった。

YouTubeで観たSAGアワードにおける作品関連スピーチがどれも素晴らしかったのでおすすめです。SAGは今年からNetflixで生配信になるらしいよ。

第1位「Winny」

https://filmarks.com/movies/84467


あらすじ

2002年、開発者・⾦⼦勇(東出昌⼤)は、簡単にファイルを共有できる⾰新的なソフト「Winny」を開発、「2ちゃんねる」に公開する。「Winny」は、本⼈同⼠が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていく。しかし、その裏で⼤量の映画やゲーム、⾳楽などが違法アップロードされ、次第に社会問題へ発展していく。次々に違法コピーした者たちが逮捕されていく中、開発者の⾦⼦も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004 年に逮捕されてしまう。本作は、開発者の未来と権利を守るために、権⼒やメディアと戦った男たちの真実を基にした物語である。

ということでRAM RIDERの私的映画ランキング、2023年の1位はぶっちぎり「Winny」。日本で実際に起きた事件、出来事を題材とし、登場人物やメディア、組織、社名などそのほぼすべてを実名とした上で、天才技術者と弁護士が警察権力と対峙した記録を描く超一級の社会派エンターテイメント作品。観た瞬間から今年の一位を確信し、年末まで覆ることはありませんでした。

まず主人公の東出昌大さんが本当に本当に素晴らしい。本作といい、「福田村事件」といい、東出さんの今の働き方やスタンス、仕事の選び方はめちゃめちゃいいなと思う。今一番好きな俳優さんです。役作りが完璧すぎて最初誰だかわからなかった弁護士役の三浦貴⼤さんもよかった。特筆すべきはリアルに再現されたセットの中でドラマ的な演出や誇張もほとんどなく淡々と進む裁判のシーン。結果を知っているはずなのに主人公たちと共に祈るような気持ちで劇中の判決を待ってしまった。

そして小道具やパソコン、特に画面内にうつりこむデザインやプログラム、文面など作品内に映り込むあらゆる情報が当時を深く知る人間にとってはあまりにも正確かつリアルに感じられ、鑑賞後も同行した友人とその話で持ち切りだったほど。今やスマホやアプリ、ブラウザ上だけがメインとなってしまったインターネットにおいて、あれこそが「ダークウェブ」だったのだなと感じずにはいられなかった。
とにかく見所は数え切れず、エンターテインメント作品としておすすめできる一作です。この20年で日本が遅れをとってしまった理由のひとつがこの映画の中に描かれています。ぜひ。


以上、「二足おそい!RAM RIDERの映画ランキング 2023」でした。

ほかに迷った作品として同じく東出さんご出演、そして水道橋博士の名演が光る(本当に嫌いになりそうになった!)「福田村事件」、北野武監督の時代劇娯楽作「首」、サスペンスとしての脚本の完成度が高かった「ある男」、ミッション:インポッシブルもありました、スーパーマリオもありました。ドキュメンタリ番組による答え合わせで作品が完成した「君たちはどう生きるか」も印象深いです。今年も選びきれないほどたくさんの面白い映画に出会えますように。

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生活と映画 cut.8 / 二足おそい!RAM RIDERの映画ランキング 2023 10~6位編 https://ramrider.com/blog/life-and-movie/cut8/ Sun, 04 Feb 2024 12:57:02 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2023/01/column_lifeandmovie_1200x630.jpg https://ramrider.com/?p=15290 生活と映画

「生活と映画」はURBAN RESEARCHのメディアサイトでかつて僕が連載していた映画コラムです。サイト終了にともない許可をいただいてバックナンバーを自分のサイトに移行しました。新年明けてすでに2月ということで「二足おそい!」に無事アップデートしました。いや~おそいですね~。こうして1年を振り返ってみると映画はほんとに不思議なもので、鑑賞直後に多幸感と高揚感に包まれつつ「5億点!」と叫んだ作品が今となってはあらすじすら覚えていなかったり、「う~ん85点ぐらいかな?」と思った1本が観たその日の感情と温度のままじんわり心の中に残っていたりします。ですので本ラキングでは主に後者が中心になるかと思います。

2024年も一ヶ月を終え2月となりましたが、最後方強襲タイプのRAM RIDER映画ランキング2023、よろしくお願いします。まずは10位から6位までです。みなさんとの答え合わせにぜひ。一昨年のランキング10~6位はこちら。そして一昨年ベスト5はこちら。

第10位「ゴジラ-1.0」

https://filmarks.com/movies/106496

あらすじ

戦後、無になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を 負 に叩き落す。史上最も絶望的な状況での襲来に、誰が?そしてどうやって?日本は立ち向かうのか―。

アメリカを中心に海外でも誇張なしの大ヒット、邦画として初めて米アカデミー賞の視覚効果賞にノミネートと公開から3ヶ月を経過した今も話題の日本のフランチャイズのフラッグシップ。ドラマパートや米軍不在の違和感については思うこともあるけど、そもそもが子供も大人も楽しめる娯楽作、ということで消化できたし、何より銀座の大見得、ゴジラ登場シーンで自分の中で帳消しになってしまった。「シン・ゴジラ」が自由で新しい時代のゴジラなら、こちらは旧来の制約を受けつつ伝統を守ってつくられたゴジラって感じがする。やっぱり次やるなら「ビオランテ」かな?

「マッドマックス」「ミスト」などすでにカラーで公開した作品のモノクロ上映ってやる意義があまりわからなかったのだけど、今公開してる本作モノクロ版はちょっと観てみたい。

第9位「ペイン・ハスラーズ」

https://filmarks.com/movies/107746

あらすじ
仕事を失った労働者階級の女性。娘を育てることもままならない彼女は、落ち目の製薬系スタートアップ企業に就職するが、危険な不正取引計画に巻き込まれていくことになる…。

僕の脳内には「ウルフ・オブ・ウォールストリート系」というカテゴリがあり、それにあてはまる時点ですでに映画としてはハズレなし、あとはその後の展開や結末によっては大当たりになるかも、ぐらい好きなジャンルになっている。具体的にいうとある種の才覚を持ちながら恵まれない、あるいは単純に貧困にある主人公が合法非合法問わず手近なビジネスを始めることでのし上がり、狂乱を迎えるタイプの映画。当然そこには仲間との友情や裏切り、転落などが待ち構えているわけだけど、本作はそれの製薬会社版、そして珍しい主人公が女性版の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。シングルマザーが主人公なせいか大儲け!狂乱!の先に待つのが転落というよりも苦悩や呵責に近く、一人の人間として悩みながら仕事し続けてる感じがよかった。

Netflixオリジナルということでそこまで話題になっていなかったけど面白かったです。

第8位「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」

https://filmarks.com/movies/91341

あらすじ
ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した⾼校⽣マイルス。共に戦ったグウェンと再会した彼は、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中⼼へと辿り着く。そこでマイルスが⽬にした未来。それは、愛する⼈と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け⼊れてきた<哀しき定め>だった。それでも両⽅を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、その⼤きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最⼤の危機を引き起こす…。

気が遠くなるような新しいアニメ表現の洪水に圧倒されつつ、どこか日本のアニメで育った自分たちをくすぐられるような嬉しさもありつつ、何よりティーンズ映画としての完成度が高くて、最近のMCU作品では一番良かった。スパイダーマンシリーズはその他のMCU作品に比べて独立した映画としての輝きが年々増してると感じます。

前後編(?)にするとしても切るところが中途半端で、10分くらい手前で終わらせて終盤は続編に回しても良かった気がする。作品にしっかり埋め込まれたみんなの静かな感情が次で爆発しそうで、次回作でさらに評価爆上がりになる予感。次回作遅れてるみたいだけど公開決まったら本作も合わせて観なおしたい。

第7位「フェイブルマンズ」

https://filmarks.com/movies/105426

あらすじ
初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年は、8ミリカメラを手に家族の休暇や旅行の記録係となり、妹や友人たちが出演する作品を制作する。一家は西部へと引っ越し、そこでの様々な出来事がサミーの未来を変えていく――。

「ニュー・シネマ・パラダイス」から「バビロン」まで、映画の素晴らしさを描く作品は数あれど、ここまで「撮る側」のみにフォーカスした作品はあまり観たことがない。数々の作品に受け継がれてきた「劇場で映画を観る人々」的な感動シーンに冷や水ぶっかけるような「映画の神様による自伝映画」。人を傷つけ、自分を幸せから遠ざけながらもそれでも撮ることを辞めれない、それでしか癒されない主人公が傷ましくも愛おしくなる一本。その様子はまるでコミックビーム連載終盤の桜玉吉を観ているようでした。

映画の歴史に対するリスペクトとか映画愛みたいな要素はほんとに冒頭の数分で、あくまで私的な出来事を描いてるところが監督らしいし、にも関わらず常に「映画」がまとわりついてることに畏敬の念を覚える。プロムで自作の映画を上映したあとのロッカーのシーンが本当に印象深い。スティーヴン・スピルバーグにとって映画は生きるに等しい行為であって、もはや愛を捧げたり感謝したりする対象ではないんだろうなと思った。

第6位「グランツーリスモ」

https://filmarks.com/movies/109669

あらすじ
世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える───。

ゲーム版「フォードvsフェラーリ」かと思いきや「トップガン:マーヴェリック」に「クリード」まで混ぜたような”全部乗せ”の激熱スポ根映画だった。主人公とほかの選手たちの友情はもちろん、指導者との軋轢や隠された苦い過去、経営目線からのジレンマなどこれだけの要素をよく一本の映画にまとめてくれたな~という感じ。

実際のGTのゲーム映像を使ったりインターフェイスをゲームに寄せた演出を随所に盛り込んでいるにも関わらず、実際のレースシーンが非常にリアルで監督の手腕を感じた。

音楽の使い方もよくて、後半のある「残り」を自力で完走するシーン、夕日も相まってめちゃくちゃ泣けた。自分自身グランツーリスモの第一世代だしGTとaudiのショーに出演したこともあり、いろいろ思い出が蘇ってしまった。山内社長にあえたのも良い思い出です。個人的には社長が昔からずっとこだわっている「カーライフシミュレーター」というワードをどっかで一回使ってほしかった。本作もその名を冠するに値する名作でした。

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以上「 二足おそい!RAM RIDERの映画ランキング 2023 10~6位編」でした。ベスト5はまた明日!

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『龍が如く8』ゲーム内Podcast『アトロク2』にRAM RIDERがサウンドプロデューサーとして参加 https://ramrider.com/topics/article/ryu-ga-gotoku-8-240129/ Mon, 29 Jan 2024 13:00:00 +0000 https://ramrider.com/wp-content/uploads/2024/01/like-a-dragon-8.jpg https://ramrider.com/?post_type=event&p=15273 龍が如く8

株式会社セガより2024年1月26日に発売された『龍が如く8』内にて放送されているラジオ番組『アフター6ジャンクション2』にサウンドプロデューサーとしてRAM RIDERが参加、番組内のBGMや映画サウンドトラックを手掛けています。

『アフター6ジャンクション2』はTBSラジオで放送中のカルチャーキュレーションプログラム。『龍が如く8』の作品内ではパーソナリティをRHYMESTER宇多丸さん、曜日パートナーを宇内梨沙さんが務めており、全10回のオリジナル番組としてお聴きいただけます。

龍が如く8

ジャンル

ドラマティックRPG

発売・販売

株式会社セガ

CERO

D区分(17歳以上対象)

対応機種

PlayStation®5 / PlayStation®4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Windows / Steam

発売日

2024年1月26日(金)

価格

スタンダード・エディション 9,680円(税込)
デラックス・エディション 10,780円(税込)
アルティメット・エディション 12,760円(税込)

対応言語

音声:日本語 / 英語 / 中国語
字幕:日本語 / 韓国語 / 簡体字 / 繁体字 / 英語 / フランス語 / イタリア語 / ドイツ語 / スペイン語 / ブラジルポルトガル語 / ロシア語

公式サイト

https://ryu-ga-gotoku.com/eight/

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